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日本の安保政策転換とASEAN

櫻田 淳

問われる「安心」の提供

東洋学園大学教授  櫻田 淳

 米国紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2014年5月14日付)は、中国の海洋進出を題材にして、「海洋における中国の制止されざる権勢」と題された社説を掲載した。

 この社説は、「中国指導部の一貫した姿勢は、ウラジーミル・プーチンのそれと同様に、領域に絡む報復主義が地球規模で盛り上がった業であることを鮮明に示している」という文言で締め括られている。そこには、中国の海洋進出の「現状」に対する強い危機意識が、表明されているといえよう。

 米国のメディアの中に、こうした論調が拡張していくならば、それは、中国共産党政府にとって厄介な事態になるであろう。そのことが意味するのは、習近平(中国国家主席)統治下の中国が、もはやウラジーミル・プーチン(ロシア大統領)統治下のロシアと大差ない存在と受け止められ始めているということである。


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