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謎深まるナワリヌイ氏暗殺未遂事件

中澤 孝之

疑われるクレムリン関与 情報機関の犯行としては稚拙

日本対外文化協会理事 中澤 孝之

 プーチン政権の汚職疑惑を長年告発し、政権批判の急先鋒(せんぽう)、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)が8月20日、西シベリアのトムスク空港からモスクワに向かう飛行機内で突然意識を失ったため、飛行機がトムスク西方の都市オムスクの空港に緊急着陸。ナワリヌイ氏は病院に緊急搬送された。その後、家族の強い要請で22日、ベルリンに移送。

ノビチョク系の毒物か

 シャリテ・ベルリン医科大学病院での治療を踏まえて、ドイツ政府は9月2日、彼が軍用神経剤ノビチョク系の物質で襲撃されたと発表したが、最初に入院したロシアの病院は、毒物はなかったと主張した。7日に昏睡(こんすい)状態を脱したナワリヌイ氏はリハビリの後、32日ぶりに22日退院した。しばらくの間ドイツに留まり、通院する予定だ。


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