«
»

中国の弾道ミサイル発射の危険性

茅原 郁生4

提起された核管理問題 軍縮努力と協議参加迫る必要

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 米中角逐が激化する中で、中国が8月26日に南シナ海に向けて弾道ミサイル4発を打ち込んだニュースは世界を緊張させた。これは、これまでの米中角逐の軍事的対抗レベルを超え、核管理という新次元の難しい問題が浮上したことになる。これまでの世界の核問題は北朝鮮やイランなどの核開発封じ込めが中心であったが、核拡散防止条約(NPT)体制下で核保有が容認されている米中両核大国の核管理という難問・リスクと背中合わせの問題が提起されたことになる。

米艦艇の牽制狙う暴挙

 今次、南シナ海に向けた2方向からの挟撃的なミサイル発射の実態は、まず浙江省からのミサイルは東風(DF)21Dと見られ、射程1500キロで2015年9月の軍事パレードで初公開され、弾頭部分が大気圏に再突入後、標的に合わせて機動する「空母キラー」の異名を持つ中距離弾道弾である。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。