ワシントン・タイムズ・ジャパン

「幸福論」の精神的復元力

根本 和雄

心の折れない生活術を

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

 ストレス社会の昨今、人々の心は萎(な)えて枯渇し、知らず知らずに〈ネガティブ・マインド〉に陥っているのではなかろうか。

 確かに、人間は恰(あたか)も一本の葦(あし)の如き存在で弱く折れやすくありつつも、時には強靭(きょうじん)で強(したたか)さをも秘めているのではないかと思う。その内に秘めている図太く折れにくい生き方〈レジリエンス〉(精神的な復元力)の生活術を先人の知恵に学んでみたいと思う。その一人に、我が国でもよく知られている『幸福論』の著者・C・ヒルティの人生哲学から汲み取りたいと思うのである。

 C・ヒルティは、ケーベル博士(東京大学哲学・講師)によって我が国に紹介されて以来、今日に至るまで実に多くの人々に親しまれている。ケーベル博士は、C・ヒルティを生涯の伴侶の一人としてこう語っている。


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