ワシントン・タイムズ・ジャパン
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利権構造が固定化する沖縄

宮城 能彦

生活直結で選挙を左右

沖縄大学教授 宮城 能彦

地元マスコミも追及に限界

 島々を歩き、島の歴史や現在の生活について聞いていると、最初は興味深く、次第に深刻に、最後は憂鬱になってくる話になってしまうことが多い。

 それは、島における「利権」の話である。

 多くの島において、首長や議員の選挙はとても活発に行われる。投票率も毎回かなり高い。それは選挙結果が「生活」に直結するからである。

 先日ある島で、自らNPOを立ち上げ、子どもたちの教育や地域起こしの活動をしている人から話を伺った。その人は、数年前まで役場の職員であったが、退職し今のNPOを作った。普通、役場で勤める「公務員」は、安定しているということで人気の職業であり、自ら辞めるということを耳にすることはあまりない。つまり、彼が応援する候補者が村長選挙に落選し、彼は降格人事の対象となったのである。選挙後の役場勤めは「ほとんど地獄だった」と彼は表現していた。


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