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中印対立再燃とインドの位置

東洋学園大学教授 櫻田 淳

「戦狼外交」展開する中国 対印関係深めるべき西方世界

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 昔日、田中角栄は、政治の要諦として、「敵を減らすこと」を挙げた。これは、田中が念頭に置いた日本国内政局だけではなく、国際政治にも通用する準則である。現今、この準則に相反する対外姿勢を示しているのが、「戦狼外交」を展開する中国である。

 折しも、6月15日夜、インド北部ラダック地方、中国・インド両国の係争地帯にあるヒマラヤ山脈中のガルワン峡谷にて、中国・インド両軍部隊が衝突し、その衝突は、1975年以来、45年ぶりにインド軍に落命者が出る事態に発展した。62年の国境紛争以降、燻(くすぶ)り続けてきた中国・インド両国の確執が再燃したのである。

面子や威信の追求重視


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