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令和の時代を生きる養生訓

根本 和雄

大切な“心の穏やかさ” 「今・此処」を受け入れ専念

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

 “降る雪や明治は遠くなりにけり”とは、中村草田男の句であるが、何時(いつ)しか昭和も遠くなりつつある思いが去来するこの頃である。そして時代は平成から令和と改まり、この“令(うるわ)しく清々(すがすが)しい時代”を生き抜く「養生の秘訣(ひけつ)」を先人の残した言葉から繙(ひもと)いてみたいと思う。

気を和らげ心平らかに

 “養生の道は気を調えるにあり。調気とは気を和らげ心を平らかにすることなり”

 この言葉は、貝原益軒(江戸時代の儒学者)が、84歳の1713(正徳3)年に書いた『養生訓』で述べている。「気」は、もともと「氣」と表現され、自然に育まれた穀物のエネルギーが「氣」で、それが体内のどこかで停滞すると病気になると考えたのが「一気留帯説」(江戸時代中期の医家・後藤艮山(こんざん))である。


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