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沖縄戦で住民の犠牲は減らせたか

ロバート・D・エルドリッヂ

国際会議で論議し教訓に 設定すべきだった非戦闘地域

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 沖縄戦当時、医療部隊の一員であったヘンリー・ベネット中佐は1946年初め、「紛れもなく、沖縄群島における軍事作戦は、島嶼(とうしょ)地域における過去の争いよりもはるかに大きな混乱、破壊、犠牲をもたらし、人々にとって悲劇としか言いようがない」と記した。

 この見解は思い付きではなく、米海軍協会が発行する米軍で最も権威ある雑誌「プロシーディングス」に掲載されている。鳥取県で生まれ育ったベネットは後に、世界的に有名な解剖学・生物学者になった。特に沖縄の住民の窮状に対する思いは強く、米国の沖縄占領について数々の提言をした。

今も各地で民間人虐殺

 あまりにも多くの非戦闘員の犠牲者を生んだため、沖縄戦は世界史の中で無意味な民間人虐殺の最後の例となるはずだったが、残念なことに今でも似たような悲劇は日々各地で起きている。


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