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阪神・淡路大震災の教訓活かそう

濱口 和久

「火災旋風」が被害を拡大 自助を実践し「通電火災」防げ

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久

 現代の日本人が「大震災」と聞いて思い出すのは、兵庫県南部地震によって引き起こされた「阪神・淡路大震災」と東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた「東日本大震災」だろう。今年の1月17日で阪神・淡路大震災から25年が過ぎた。東日本大震災からも今年の3月11日で9年が経(た)つが、本稿では、阪神・淡路大震災が残した教訓について述べる。

初めて最大震度7記録

 人々がまだ寝静まっていた早朝(午前5時46分52秒)、兵庫県淡路島北部を震源とする巨大地震が兵庫県神戸市を襲った。観測されたマグニチュードは7・3と非常に規模が大きく、兵庫県北淡町(現・淡路市)や神戸市須磨区、長田区などでは震度7を記録した。震度1以上となる有感地震は、福島県から鹿児島県までの広い範囲に及んだ。


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