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ロシア民間軍事会社の実情

乾 一宇

利潤追求の現代版「傭兵」 GRU系とFSB系で違いも

ロシア研究家 乾 一宇

 大規模戦争生起の公算が低くなる一方で、世界各地で紛争や内戦が絶えない。

 紛争などに関与する西側諸国では、人的犠牲や財政負担の拡大、あるいは秘密活動(国際法違反の秘密裏の活動等)の発覚対応の措置として、軍隊機能の一部を外部委託(アウトソーシング)する状態が生じている。特に2001年の9・11事件を契機に、軍事の民営化の流れが起こり、拡大している。

 現代版「傭兵」である。民間形態なので、特別のことがない限り不明の部分が多い。

軍や政府は関係を否定

 発覚して政治問題化しても、ロシアの場合だと「民間人であり、ロシア軍・政府とは関係がない。把握もしていない」と弁明する。

 昔から軍隊には二つの流れがあった。一つは古代ギリシャやローマの市民の義務・権利に基づく軍隊、もう一つは金で雇われる傭兵である。


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