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武器輸出に新基準を定めよ

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判然としない技術の境目

元統幕議長 杉山 蕃

 政府の「武器輸出三原則」改定案が自民・公明の与党プロジェクトチームで了承された。誠に結構なことであり、昭和42年佐藤内閣によって提示された政府方針が47年の長きにわたって継承され、時代の変遷とともに使用に耐えなくなり、その都度、官房長官談話による「例外措置」として処置してきた経緯から、早期に現状に見合った新基準を成立させて欲しいと考えている。関連して所信を披露したい。

 武器輸出三原則が打ち出された昭和42年は、米軍供与の兵器で創設された自衛隊が、第1次・2次防衛力整備計画を経て、装備の近代化を求めて国産化を本格化させた3次防開始の時期にあたる。この時期、70年安保自動延長を控え、60年安保闘争の再現を期す左翼勢力・過激派等の動きも活発化した時期であり、当時の政治状況としては妥当な政策であった。


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