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ボルトン後のアメリカ外交

加瀬 みき

抑止と均衡の重り失う 大統領の再選のための政策に

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき

 ジョン・ボルトン米国家安全保障担当補佐官がホワイトハウスを去った。問題国の政権交代のためには軍事力使用も躊躇(ちゅうちょ)しない超タカ派ベテラン官僚の退場は、アメリカの外交安全保障政策にどのような影響があるのだろう。

 共和党は安全保障の党を自負してきたが、長年、外交安全保障に関わってきた議員や専門家のほとんどが大統領候補としてのトランプ氏を支持しなかった。大統領に就任したトランプ氏がこの分野で指名したい、そしてそれを受ける人は限られていた。中央情報局(CIA)長官や国防長官を歴任したボブ・ゲーツ氏などには政権入りを断られた。

 「大人」と言われたジョン・ケリー将軍、ジェームズ・マティス将軍、エクソン・モービルの前会長兼最高責任者レックス・ティラーソン氏などが政権入りしたが、いずれも解任され、あるいは辞任し、政権を去った。


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