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対台湾政策を変えたアメリカ

浅野 和生

中国民主化の前提崩れる 「平和的話し合い」の神話放棄

平成国際大学教授 浅野 和生

 外交は合理的な合意の積み重ねで成り立つものとは限らない。時には、相互に矛盾する合意をすることも、矛盾の上に関係を継続することも、外交テクニックである。矛盾する二つの合意のどちらを尊重するかは、時の情勢と当事者の価値観による。

 今から40年前、1979年1月1日を期して中国と国交を結んだアメリカは、国内法の「台湾関係法」を制定して、台湾との既存の法的関係を継続させることとした。合わせて、台湾防衛のための武器売却をも定めた。

 その後、中国は「台湾関係法」を問題視し、台湾への武器の売却に対して厳しく抗議した。こうして82年8月17日に、米中の第2上海コミュニケが発出された。

併合の野望隠さぬ中国


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