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敗訴した日韓WTO水産物係争

小松 正之

実効ある安全対策を示せ すべきだった日米共同の調査

東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之

 2011年3月に発生した東日本大震災による福島第1原子力発電所の炉心のメルトダウン以来、韓国が福島県など8県の水産物の輸入停止をした。

 世界貿易機関(WTO)の上級委員会(最終審)は4月11日に、韓国の輸入を衛生・植物検疫の適用に関する協定(SPS協定)に関して不適切であるとした一審の紛争処理小委員会(パネル)の決定を覆した。協定第5条第6項(必要以上に貿易制限的でないこと)の規定が主たる係争点であった。


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