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「大嘗宮の儀」を考える

小林 道憲

太陽、稲、天皇の再生祈る 約束される永遠の生命と豊穣

哲学者 小林 道憲

 新緑の季節、新天皇が即位され、新元号も公布され、新しい「令和」の時代が始まった。10月には即位礼、11月には大嘗祭が行われる。このうち即位礼は、新天皇が即位を国民に知らせ、これを諸外国に知らせる儀式である。即位礼が終わると、最重要な儀式、大嘗宮の儀が行われる。

 大嘗宮の儀は、悠紀殿(ゆきでん)供饌(ぐせん)の儀と主基殿(すきでん)供饌の儀の二つから成る。それは、日本を代表する悠紀国・主基国から収穫された米などを宮中に集め、それを煮炊きした御飯やそこから醸造した酒などを神々に供し、その神饌(しんせん)を天皇が神々と共に食すという儀式である。同じ儀式が悠紀殿と主基殿で行われるのが、大嘗宮の儀である。だから、これは、宮中で毎年行われている新嘗祭と基本において変わりはない。

最高の祭司である天皇


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