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日露平和条約交渉急がぬロシア

中澤 孝之

主権強調のプーチン演説 世論調査を領土返さぬ口実に

日本対外文化協会理事 中澤 孝之

 ロシアのプーチン大統領は2月20日、モスクワの商業施設「ゴスチーヌイ・ドゥボール(マーケット)」で約2000人の政府高官や上下両院議員を集めて、今後の内政・外交の基本方針を議会向けに示す恒例の年次教書演説を行った。プーチン大統領は昨年通りに3月に入って年次教書演説を行う予定だったが、世論調査による大統領の支持率低下に歯止めをかけるために前倒ししたといわれる。

 冒頭、大統領が「今年の演説は、主に国の社会、経済発展の諸問題を扱う」と述べた通り、1時間半に及ぶ演説のうち、外交政策に触れたのはわずか2割弱。約8割は貧困層への救済、出生率の引き上げなど、早急な国民生活の改善策を中心にした内政問題に割いた。


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