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尖閣領空侵犯措置に万全を

杉山 蕃

監視能力の強化が必要

元統幕議長 杉山 蕃

 先日、安倍総理は答弁のなかで、東シナ海での領海・領空主権維持に係る行動を念頭に、航空活動における時間的推移の厳しさから、不測の事態が起こりやすく、確りした対応を準備しなければならない旨発言した。誠に然りであり、領海侵犯に比し、領空侵犯対処は非常に困難な面が多い。関連して所見を披露したい。

 対領空侵犯措置の基本は、対空警戒監視システムにある。固定サイトと言われる緊要箇所に設けられた対空監視レーダーがその主力である。我が国も全周にレーダー網を保有運用しており、密度・質ともに高い。しかしながら、固定サイトの弱みは低高度覆域にある。これは、地球という球体に係るもので、如何ともしがたい。一般に低高度覆域は、サイトの標高により簡単な算数で算出できる。


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