ワシントン・タイムズ・ジャパン

検証「奴隷貿易ユダヤ支配」説

佐藤 唯行

英蘭などが中心的役割 他にも咎められるべき集団

獨協大学教授 佐藤 唯行

 アメリカでは環大西洋奴隷貿易におけるユダヤ人の責任を追及する告発が、黒人イスラム教団の歴史研究部を中心とする黒人民族主義系の学者たちにより長年続けられている。その告発内容は「ユダヤ人は他のエスニック集団を凌駕(りょうが)する割合で黒人奴隷を西半球へ連行するビジネスに力を貸した。ユダヤ人こそアフリカ大陸から人的資源を収奪した黒幕なのだ。ユダヤ人の富は黒人に対する暴力的征服を通じて蓄積された」という耳を疑う内容だった。

 この告発に対して、ユダヤ人学者側は奴隷貿易に全く関心を示さなかった欧州で唯一の国が、欧州最多のユダヤ人口を擁するポーランドであったことを指摘する等、反駁(はんばく)に努めてきた。次にそれらの成果を踏まえながら実像を検証してみよう。


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