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エコノミストに映る日中問題

鈴木 淑夫

衝突は世界経済大混乱

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 尖閣国有化以来こじれてしまった日中関係は、現在に至っても解決の兆しが見えない。この問題は、基本的には国際政治・外交・軍事の問題であり、私の専門外であるが、エコノミストの視点から見るとどう感じられるかを、ご参考までに述べてみたい。

 第2次大戦までは、「領土」の広さや植民地の有無が、「国力」を構成する重要な要素であった。領土は物的・人的資源調達の能力や自国品の販売市場の広さを制約し、また軍事力の展開範囲を決めて国力の基盤となった。太平洋戦争も、つまるところ中国や東南アジアの資源や市場を求めて進出する日本と、それを阻止する米国との間の「領土の争い」であったと言ってもよいであろう。


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