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新憲法を生んだアラブの春

渥美 堅持

イスラーム集団と距離

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持

 アラブの春と呼ばれた連続的な騒乱事件は4年目に入った。チュニジアに端を発した騒乱は旧政権の体制を維持しながら大統領、国会議員を国民の手で選択するという結果をもたらしたが民主主義、自由、平等の確立とはほど遠い結果をもたらした。チュニジアにおいてもエジプトにおいても国政は一時的にイスラーム集団の手に委ねられたが、自由、民主主義からほど遠い国政が敷かれるに及んで政治は停滞し、生活環境の改善は遠のいた。

 国民はイスラーム集団の手による現状に高い不満を抱きイスラーム色に反発、イスラーム集団から国政を取り戻す行動を選択、これにより情勢は再び3年前の出発点に戻った。国民はイスラーム集団には民主的な国家はつくれないことを学び、安心して政局を委託できる集団として既存の旧組織を選択した。


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