ワシントン・タイムズ・ジャパン

中国宇宙開発戦略に注目を

茅原 郁生

軍と一体化し領域拡大

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国は2013年の国内十大ニュースの3番目に宇宙開発の成果を上げていた。中国の国内外の十大ニュースは毎年末に国営通信社・新華社によって選定され、国家意思の反映と目されている。

 急台頭する中国は近年、宇宙開発もまた積極的に推進し、実際、昨年には有人衛星「神舟10号」を打ち上げ、月探査衛星「嫦娥(じょうが)3号」を月面に軟着陸させるなど成果を上げた。中国は宇宙開発の成果で、国威を発揚するとともに習近平主席が唱える「中華の夢」に結びつけており、その実態を紹介しておこう。

 まず「神舟10号」は昨年6月26日に女性を含む飛行士3人搭乗の衛星を酒泉発射基地から打ち上げ、別の軌道を周回中の天宮1号に接近してドッキング(接合)したのが第一の成果である。「天宮1号」に接合後に3人の乗組員が実験モジュールに移乗し、天宮号内で各種科学実験を実施した。


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