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限界にきたトランプ流外交

加瀬 みき

敵を敬い、味方を軽侮 ロシア擁護に信奉者も失望

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 トランプ米大統領がプーチン露大統領との記者会見で自国の諜報(ちょうほう)機関よりプーチン大統領を信頼するかのような発言をし、大きな波紋を呼んでいる。直前の北大西洋条約機構(NATO)首脳会談で同盟国をまるで憎き敵扱いし、欧州連合(EU)など同盟国に高い関税を課す一方、他国に介入する独裁的指導者を尊敬する友のように扱うトランプ流外交は大きな衝撃をもたらしているが、トランプ大統領にとっても思わぬ躓(つまづ)きとなっている。

 トランプ大統領は大統領就任前からNATOの価値を認めない発言を繰り返していた。首脳会談を前に加盟各国の多くが防衛費を最低、国内総生産(GDP)比2%にするという目標を達成していないことを激しく追及し、「欧州加盟国が約束を守らないのであれば、アメリカは独自の道を歩む」とNATO離脱まで脅しの材料としてかざした。


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