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大変動の時迎えた国際社会

乾 一宇

内向く米の隙突く中露 力ずくで世界秩序変更図る

ロシア研究家 乾 一宇

 今、奇妙な現象が起きている。ロシアのプーチン大統領が大統領選に勝ち、5月の就任式後、新内閣が発足するかと思いきや、汚職・腐敗抗議デモの対象メドベージェフ首相を含め現内閣を存続させた。さらに大統領4期目の就任早々の5月下旬、世界各国の通信社のリーダーや編集長が集うサンクトペテルブルクでの国際経済フォーラムで記者から質問され、「憲法を堅持し5選には出馬しない」と答えた。

 これから6年間の政権担当に当たり、人心も倦(う)み長期政権にうんざりした状況だからこそ、国の発展政策をまず語るべきなのに、夢のない惰性的な船出である。これが最後の政権運営というのなら、早期のレームダック(死に体)化をなるべく避けるはずである。


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