ワシントン・タイムズ・ジャパン

米の譲歩目立った米朝会談

杉山 蕃

耳を疑う軍事演習中止 非核化へ厳しい対応崩すな

元統幕議長 杉山 蕃

 米朝首脳会談は、世界の耳目を集めたものの、具体性のない原則合意の共同声明に終わり、朝鮮半島の非核化の「大きな前進」を期待した向きには、意外な結果となったのではないだろうか。

 北朝鮮の「揺るぎ無き非核化への決意」を米朝首脳間で謳(うた)い上げたことはそれなりに認めるものの、決意自体は南北首脳会談で既に表明されたことの繰り返しで、新鮮味があるわけではない。前回指摘したように、長丁場の交渉になるであろうことはある程度予測できるところであるが、今までの経過では米側の譲歩のみ目立ち、「非核化を求める毅然(きぜん)たる対応」「成果を早期に求める」とした、事前の態度はどこに行ったと疑わせる状況である。特に米韓軍事演習の中止を決定したことは、軍事的側面からは耳を疑う譲歩である。


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