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米朝会談にほくそ笑む中国

茅原 郁生

米軍との直接対峙回避 問われる核管理の重い責任

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 世界注視の中で、去る12日にシンガポールで米朝首脳会談は実現した。そこでは最終的な北朝鮮の核廃絶と米国による体制保証がトランプ大統領と金正恩委員長との間で確認された。これまでトランプ大統領は「北朝鮮の完全な検証可能で不可逆的な核廃絶(CVID)」を主張し、北朝鮮側は「朝鮮半島の非核化」にすり替えて、段取りを「平和的な雰囲気の中で歩調を合わせて段階的に進める」を主張してきた。この双方の主張をどう噛(か)み合わせて合意するかが注目されてきた。しかし結果は先に行われた南北首脳会談と大差ない最終目標の確認にすぎない、との批判も出始めている。70年を超える戦争状態で対決してきた米朝両国が、戦争終結に向けて一歩踏み出し、信頼関係構築に動き出したという歴史的な意義があることには間違いない。


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