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定年制なき世界に備えよ

柏木 茂雄

高齢者差別の制度廃止へ 自らの能力高める努力必要に

慶應義塾大学特別招聘教授 柏木 茂雄

 100歳まで生きる時代が到来し、定年後をどう生きるかについての解説本が本屋に並んでいる。近く定年を迎える人や既に迎えた人にとって定年後を考えることは重要だが、若い人にとっては定年制がなくなる世界に向けた準備を進める方が重要ではないだろうか?

 定年制は、ある一定年齢に達した雇用者を原則として全員退職させる制度であり、我が国固有のものである。年齢によって職業選択の自由を奪うという意味で高齢者を差別的に扱っており、主要先進国においては法律上禁止されている行為である。

 本格的な少子高齢化が進行し、労働力を補うために女性や外国人と並んで高齢者の積極的活用が求められている今日、何故このような制度が残っているのだろうか?


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