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安倍内閣の防衛政策に思う

杉山 蕃

国家像を示した「戦略」

元統幕議長 杉山 蕃

 昨年12月、国家安全保障戦略、平成26年度以降に係る防衛計画の大綱(新大綱)、新中期防衛力整備計画(25中期防)が閣議決定され、安倍内閣の防衛政策体系が整備された。あとは、大綱に明記された日米防衛協力の指針(ガイドライン)の改定をもって、我が国防衛の基幹となる政策作業が完成する。誠に結構なことと考えている。

 なかでも国家安全保障会議、閣議で決定された「国家安全保障戦略」は、昭和32年(1957年)「国防の基本方針」に代わり、制定が待望されていた作業であり、「大戦略の欠如」を長年憂いていた関係者には、喜ぶべき画期的作業である。内容的には、安全保障戦略という概念を対象とすることから、広範な分野の記述に及ぶものの、比較的よく纏(まと)められており肯首できるものである。


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