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厳しさ増す日本の安保環境

茅原 郁生

政権基盤を固めた中露 核問題で米朝妥協の悪夢も

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 先の平昌冬季オリンピック後、北朝鮮をめぐるアジア情勢は急速に動いている。オリンピックを契機に南北首脳会談の実現に向けて動き出した。また文在寅大統領が北朝鮮と米国に特使を派遣することで米朝首脳会談の実現に向けた進展などは、予想を超えて速いスピードで事態は動いている。今後のアジア太平洋地域の安全保障上の課題は、当面はまずそこにある北朝鮮の核・ミサイルの脅威であるが、もう一つは金正恩委員長の訪中で浮上してきた中国の存在感と米中両大国の角逐への拡大・激化である。それは「米国ファースト」と「中国の夢=偉大な中華の復興」との軋(きし)みでもあり、現に米中間では貿易戦争がエスカレートしている。その観点で突如敢行された北朝鮮・金委員長の訪中の結果や影響などを整理しておこう。


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