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国務長官交代と米外交・安保

加瀬 みき

強硬姿勢で政策統一へ かじ取り迫られる国防長官

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 レックス・ティラーソン米国務長官は昨年後半から「歩く亡霊」といわれてきた。トランプ大統領と政策も人格的にも合わず、大統領に疎まれていたのは、誰の目にも明らかであった。

 それにしてもトランプ大統領がティラーソン氏を解任したやり方はあまりにも残忍だった。エクソン・モービルという大石油会社の社長を務め、請われて国務長官として「安給料」で国に尽くした人物に対し、あらかじめ電話をするでもなく、ツイッターでくびを世界に伝えたのは、恥をかかせる意図が見え見えだった。確かにティラーソン氏は、優れた国務長官だったとは言えない。大統領の信任を得ていないということが明らかであったため、アメリカの外交政策を体現することはできなかった。世界の指導者や外交官は、同氏の言葉がアメリカ大統領の政策か否か判断しかねた。


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