«
»

「テクノ社会」に潜む陥穽

根本 和雄

心の迷走状態が常態化 求められる「感情調整力」

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

 昨今の急速に進展する「メカ化現象」は、「テクノ社会」を加速させ、時々刻々と洪水のごとくに情報が氾濫(はんらん)し、それらの情報に振り回されて、心が迷走状態に陥っているのではなかろうか。

 人々は、このテクノストレスによってマインド・ワンダリング(心の迷走状態)が常態化しつつあり、常にスマートフォンを手に取ってメールやインターネット交流サイト(SNS)をチェックし、その都度、心は過去や未来へと際限なく彷徨(さまよ)い、深刻な『ゲーム障害』に陥り、自分の主体性を失いつつあるのではなかろうか。

 ある精神科医の指摘によると、スマートフォンが普及して以降、うつ症状や不安状態を訴える人々が急増しているという。また、厚生労働省が先頃実施した調査によれば、気分障害者数は100万人を超えて増加傾向にあるという危惧すべき状態にあるという。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。