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循環型人生観で意義ある生を

加藤 隆

四季に見立てて人生理解 死んだらおしまいの直線型

名寄市立大学教授 加藤 隆

 吉田松陰の最後の言葉を記した留魂録というものがある。処刑を前にした自身の心情を今に伝えている。「人にはそれぞれに相応しい春夏秋冬がある。十歳にして死ぬ者には十歳の中に自ずからの四季がある。二十歳には二十歳の四季がある。五十歳には五十歳の、百歳には百歳の四季がある」。このように記した後で、「私は三十歳、四季はすでに備わっており、私なりの花を咲かせ実をつけているはずである。もし同志の諸君の中に、私がささやかながら尽くした志に思いを馳せ、それを受け継いでやろうという人がいるなら、それは即ち種子が絶えずに穀物が毎年実るのと同じで、何ら恥ずべきことではない」と同志への期待をしたためて文章を終えている。


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