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孤影の中にあるパレスチナ

渥美 堅持

静まり返った国際社会 「アラブの大義」は政治の道具

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持

 米国のトランプ大統領が大統領選に臨むに当たり公約した項目の中に「エルサレムはイスラエルの首都であり、米国大使館もそこに置かれる」というエルサレム宣言が存在していたことは知られていたが、それが大統領就任1年を前に宣言されるとは誰も思わなかった。世界は国連を通してこの宣言を封印、この問題の当事者とも言えるパレスチナ自治政府も、問題解決者として仲介役を引き受けている米国の役目を拒否し、その怒りを表現した。

 現地パレスチナでは連日死者を出すデモが発生。ガザからもロケット弾によるイスラエル攻撃も行われ、それに対するイスラエル空軍による反撃も行われ、シリア内戦が終了を前にして中東は再び紛争の中に置かれるのかとの懸念が拡大した。


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