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エルサレム承認は再選の布石

佐藤 唯行

“公約”守ったトランプ氏 福音派とユダヤ系右派が支持

獨協大学教授 佐藤 唯行

 昨年12月6日、トランプ米大統領は米中東外交のタブーを犯してしまった。エルサレムをイスラエルの首都として公式に認め、これまで商都テルアビブに設置してきた米大使館の移転を宣言したからだ。この承認は国際社会に大きな波紋を引き起こした。国際社会はエルサレムの帰属はイスラエル・パレスチナ間の和平交渉で解決することを基本方針としてきたからだ。なかんずくパレスチナ側は将来独立国家を樹立した暁にエルサレム旧市街を自分たちの「首都」にする腹積もりのため反発は必至だ。

 反面、イスラエルの立場で見れば、今回の「承認」は長年求めてきた要求が実現した慶事に他ならない。初代首相ベングリオンが1949年、政府をエルサレムに移して以来、イスラエルという国は自国の首都が国際社会から公式に承認されていないという屈辱に耐え続けた唯一の国であったからだ。


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