ワシントン・タイムズ・ジャパン

中華民族の夢と台湾の悲哀

浅野 和生

完全統一目指す習主席 抹消される自由・民主・自立

平成国際大学教授 浅野 和生

 第19回中国共産党大会の政治報告(10月18日)で習近平は、台湾海峡の将来について、香港、マカオと台湾とを同列に置く「港澳台工作」の枠組みで論じた。すなわち、香港、マカオは「一国二制度」で世界が認める成功を収めたと自賛し、これが長期にわたって安定と繁栄を保持する最善の制度であると述べるとともに、台湾も「一国二制度」で祖国の完全統一を実現すると述べた。さらに、この「祖国の完全統一」は中華民族の偉大な復興の必然の要求であると明言した。

 つまり、習近平は、自ら掲げる中華民族の偉大な復興、すなわち近代以来の中華民族の偉大な夢を実現するために、台湾を吸収しなければならないと宣言しているのである。


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