ワシントン・タイムズ・ジャパン

#MeTooも頑張っている だが強権国家の壁は厚い

元嘉悦大学教授 山田 寛氏

 中国プロテニスの彭帥選手(35)が今月初め、張高麗・前副首相から性的関係を強要されたと告白後所在不明になった事件は、国際的に大きな懸念を広げた。

 先週末に本人が写った動画が公表され、バッハIOC(国際五輪委)会長がテレビ電話で話したりしたが、彼女が自由な状態かどうか全くはっきりしない。はっきりしているのは、中国でも他の強権国家でも#MeToo運動は頑張っているが、壁はあくまで厚いということだ。

 実は今年8月、中国の女性活動家たちは「やっと追い風が吹いている」と喜んだばかりだった。有名人、大企業社員ら3人がSNSで女性から性暴力を告発され、司法当局や企業が珍しく迅速に対応した。

 まず超人気歌手のクリス・ウー(呉亦凡)(31)。強姦(ごうかん)容疑で逮捕された。

 2人目は電子商取引最大手アリババの社員。告発された翌日、同社は本人の永久追放ともみ消し工作責任者の処分を発表、警察も動いた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。