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魂を発する詩吟は精神文化

黒沢和規氏

漢詩に生きる

金沢市議会議員 黒沢和規氏に聞く

 加賀百万石前田家の城下町として栄えた金沢は、文化都市として名高い。しかも、その歴史は武家屋敷群や茶屋街などに残っているだけでなく、人そのものにも脈々と受け継がれている。「漢詩」を人生の友としてきた金沢市議会議員の黒沢和規氏に、その魅力を語ってもらった。(聞き手=池永達夫)

一番好きな詩人は?

 中国で言えば、やはり李白、杜甫だろう。日本では頼山陽、藤井竹外。中国の唐の時代には、たくさんの詩人が輩出した。特に盛唐の時代だ。

 また、晩唐の杜牧の詩はいいのがたくさんある。

 山に登ったら遠くに一面、桃の花が咲いている。鶯(うぐいす)が鳴いている。所々に青い旗が見える。青い旗というのは当時の中国では、一杯飲み屋の印だ。春霞の中を遠くの寺の塔が幾つもかすんで見える。そういう杜牧の叙景詩なども好きだ。


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