ワシントン・タイムズ・ジャパン

総合的に抑止力を高めよ

300-1

戦後70年 識者は語る(10)

旧陸軍第18軍参謀、元参議院議員 堀江正夫氏(4)

 ――日本の防衛に対し政治の持つ比重は大きい。

 冷戦が終わって西欧のNATO(北大西洋条約機構)の方は、実際にソ連の脅威がなくなったから兵力も予算もどんどん減らしていった。ところが日本はソ連の代わりに中国が台頭し、北朝鮮の核やミサイルが出てきた。それなのに同じように減らしていった。そういう政策、物事の見方は政治が本当に間違っていた。今の段階で予算を増やしたというが、それほど大きな額ではない。

 今は海空に重点を置いて、陸の方は、あの広大な北海道でなく沖縄だから、島嶼(とうしょ)防衛だからといってどんどん戦車を減らし、火砲も減らしている。限られた予算なので重点を置くのはいいが、全体の防衛体制からバランスをとって陸海空の兵力、予算を増やさなければ、本当の抑止力を発揮できない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。