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戦後の10年 大インフレ下で産業復興

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戦後70年 識者は語る(3)

元日銀理事、元衆議院議員 鈴木淑夫氏(1)

 ――日本経済は戦後の荒廃から立ち直り、高度成長を実現後、二度の石油危機を経て安定成長後も為替の激変やバブルとその崩壊、リーマン・ショック、東日本大震災など様々な経験をした。戦後70年を迎えた率直な感想は。

 僕の専門である金融政策の面から戦後70年を振り返ると、まさに試練と挑戦の連続だった。まず復興期の1945年から55年までの10年間は本当に大変だった。生産能力が戦前のピークの半分に落ち、他方、復員兵への支払いや進駐軍の経費、それから、戦時中は物がなく皆が貯金や預金をしていたが、それが一斉に購買力として出てきたから需要が増えて、1年間で5倍、6倍というインフレが起きた。


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