«
»

終戦の詔書 国体護持条件に堂々と停戦

300-1

戦後70年 識者は語る(1)

東京大学名誉教授 小堀桂一郎氏(上)

 ――戦後70年を振り返ると、その出発点に、昭和天皇の「終戦の詔書」がある。これをどう理解するか。

 「終戦の詔書」の中で、昭和天皇は何を仰有りたかったか、それは同じ負けるにしても、堂々と戦いを収めよということだった。「朕ハ玆ニ國體ヲ護持シ得テ」「萬世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」という非常に重要な言葉がある。

 日本の戦争終結には、第二次大戦のドイツの負け方と比べ大変な違いがある。ドイツは連合国とドイツ政府との間の停戦の交渉が全く行われず、全土が連合国軍に占領され、それで戦争が終わるという形だった。これが国際法上に言う無条件降伏(デベラチオ)だ。この場合、敗戦国は戦勝国の戦後処理に対し何ら異議を唱えることができない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。