ワシントン・タイムズ・ジャパン

急がれる浮体式洋上風力発電

東京大学名誉教授 木下 健氏

日本の経済・安保の切り札に

東京大学名誉教授 木下 健氏に聞く

 安全で環境にも優しいクリーン・エネルギーを安定的にどう確保するかは21世紀の大きな課題である。海洋工学が専門で長年にわたり、海洋再生エネルギー資源の研究開発に携わってきた木下健・東京大学名誉教授に、日本における再生エネルギーの現状と課題について聞いた。(聞き手=青島孝志)

専門の浮体式洋上風力発電の魅力、長所から伺いたい。

 これからの環境問題を考える際の大きなファクターはCO2だ。安価な電力を使い、電気分解して水素をつくっていく、これをグリーン水素と言い、大いに推進すべきだが、その前提は、極めて安価な電力供給だ。

 世界的に見れば再生エネルギーの80%は、太陽光と風力。太陽光のポテンシャル量は地球上ではかなりあるが、日本の場合、山をなだらかに削って設置したら、本末転倒。ゆえに、日本で大量に安い電力をつくれるのは、沖合の海以外にはない。


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