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音楽は命の恩人

板橋かずゆき氏

みんなを応援し励ます歌を

盲目のシンガーソングライター 板橋かずゆき氏に聞く

 盲目ながら、シンガー・ソングライターとして活躍する板橋かずゆきさん。「みんなの心に響く、誰かを応援する歌を作っていきたい」と話す。音楽の道に進むまでの波瀾万丈な人生と、人々に伝えたい思いについて話を聞いた。 (聞き手=石井孝秀)

幼少時に緑内障を患ったと聞きました。

 3歳ぐらいの頃だ。大学病院で手術し、医者から「将来的には完全に失明する可能性がある」と言われたそうだ。責任を感じた母は「私の目を息子にあげれば、片目だけでも普通に見えるようになりませんか」と尋ねた。でも、視神経の病気なので、目の移植は視力回復にはつながらなかった。

 悩んだ母は幼い僕を病院の屋上に連れ出した。車が好きだった僕は、工事現場で働く乗り物を屋上から眺めていたが、その時、突然母から「かずゆき、ここから飛び降りて死のう」と言われた。その言葉と情景は今でも覚えている。


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