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「武州里神楽」の伝統と革新

石山裕雅太夫

神と人をつなぐ伝統芸能

十世家元 石山裕雅太夫に聞く

 埼玉県新座市野火止に、無形文化財「武州里神楽」石山社中がある。石山裕雅さんは、この関東でも最も古い正統神楽太夫一家の十世家元。伝統を守る一方で、令和の時代に革新し続ける石山さんの思いを聞いた。 (聞き手=森田清策)

石山家の歴史は。

 石山家は、旧川越街道沿いに約300年続く。江戸時代から神主、神楽、そして農業を営んできた。かつては陰陽(おんみょう)師もやっていた。今風に言うと、“神っている”一族だった。

かつては神社の祭りなどで神楽をよく見た。

 神社で奉納するのが、神楽の中心的・歴史的な活動だった。しかし、米国に戦争で負け「神の国」が危険だということで、神社が衰退した影響で神楽はどんどんなくなり、多くの社中が絶家した。明治の初めごろは、東京・埼玉だけで60社中あったが、今は数社中しか残っていない。

里神楽の特徴は。


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