ワシントン・タイムズ・ジャパン

温暖化の悪影響に追い打ち

白山義久氏

海水の酸性度上昇 生態系のリスクに 石灰の殻つくれず/ウニ消滅の可能性も

国立研究開発法人海洋研究開発機構特任参事 国際海洋環境情報センター長 白山義久氏に聞く

海洋の酸性化の影響は。

 サンゴ礁の危機は温暖化現象の影響が大きいが、それに酸性化というものが追い打ちを掛けている。2090~2100年つまり今世紀の最後の方には日本の周辺から造礁サンゴが生育するのに適切な場所がなくなってしまう可能性がある。

サンゴ以外の生物に対してはどうか。

 炭酸カルシウムの殻を持っている生物が影響を受けるのは、まず間違いない。巻貝の仲間で翼足類というプランクトンがいて、そのグループが最初に影響を受けるのではないか。その殻が溶けて浮力が大きくなり、海底に沈まなくなると、海底にいる生き物にとっては餌が少なくなってしまうかもしれない。例えばベーリング海だと、タラバガニなどに、またオヒョウ(注・ヒラメに似た魚)など、海底にいる漁業資源にはマイナスの影響がある。

日本の沿岸地域の影響は。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。