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徳川家康の宗教政策、仏よりも神を重視

梶謙治氏

幼年期の体験が影響 役所的役割担った寺檀制度

市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く

 日本人の宗教意識に大きな影響を及ぼしたのが江戸時代だった。その基本は、幼年期から死後を思う老齢期の、徳川家康の宗教体験に基づく宗教政策にある。そこで、江戸城の守護神として鎮座している市谷亀岡八幡宮(かめがおかはちまんぐう)の梶謙治宮司に、家康の宗教観と宗教政策を聞いた。 (聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

市谷亀岡八幡宮の成り立ちは。

 当宮は大田道灌が建てた江戸城の西の守護神です。道灌が比叡山の山王社を勧請して城内の守りとしたのが今の日枝神社です。次に西側の守護神として鎌倉の鶴岡八幡宮から当宮が勧請されました。

 八幡神の本地は西方極楽浄土の仏である阿弥陀如来で、武将の神である八幡宮が死後も浄土に往生できるよう、西側を守ることになったと思います。


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