■連載一覧
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  • 香港憤激 一国二制度の危機
  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
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  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 危機のアジア 識者に聞く
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  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
  • 2017/9/01
  • 2016/1/30
  • 2015/12/11
  • 2015/11/13
  • 大阪G20サミット焦点
  • 地方創生・少子化対策 首長は挑む
  • 新閣僚に聞く
  • 懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣
  • 「赤旗」役所内勧誘の実態
  • 憲法改正 私はこう考える
  • 衆院選大勝 安倍政権への提言
  • 2017衆院選 国難と選択
  • 新閣僚に聞く
  • 第3次改造内閣 信頼回復へ始動
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  • 施行から70年 憲法改正を問う
  • どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点
  • 蓮舫民進 疑問の船出
  • 新閣僚に聞く
  • 「立憲主義」について
  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
  • 日米首脳会談 成果と課題
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  • 歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 2013/7/08
  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
  • 迷走する北非核化
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  • 検証 南北首脳会談
  • どう見る北の脅威
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  • どう見る北の脅威
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  • どう対処 北の脅威 米有識者に聞く
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
  • 検証・金正恩統治5年
  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
  • 韓国総選挙ショック
  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
  • 張成沢氏失脚 北で何が起きたか
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  • 環境先進国フランスの挑戦
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  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
  • トランプのアメリカ 就任から1年
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
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  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • 2013/9/30
  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 自家製有機肥料で米・野菜栽培

    発酵堆肥で土壌を改良

    田中農場会長 田中正保氏に聞く

     中国山地の麓、鳥取県八頭町にある田中農場は1980年の創立で96年有限会社化。2004年から化学肥料を一切使わず、自製の有機肥料(牛ふん完熟堆肥)による米と野菜の栽培で注目され、持続性の高い生産方式で「エコファーマー」の認定を受けている。17年に代表取締役を息子へ引き継いだ田中正保会長に話を聞いた。
    (多田則明)

    保肥力向上、排水も良く
    農薬使わず手間掛ける

    経営の概要は。

    田中正保氏

     たなか・まさやす 1951年鳥取県八頭町生まれ。倉吉農業高校を卒業後、埼玉種畜牧場で1年間研修し、養豚業を開始。構造改善事業と政府の転作奨励をきっかけに80年、大豆・麦を中心に田中農場を設立し、後に、米中心に転換した。

     現在、パートを含め約25人で約120ヘクタールの田んぼで、コシヒカリを中心に酒米の山田錦、飼料米、大豆、黒豆、小豆、白ねぎなどを生産し、みそや日本酒、ねぎ酢、もち、きな粉などの加工食品と合わせ、年間約1億5000万円を売り上げています。

     生産物はスーパーやレストラン、全国の顧客に直販し、白ねぎは鳥取県の食材輸出策の一環で台湾にも輸出しています。日本のスーパーなら200円の白ねぎが百貨店で600円で売られています。

     ほとんど農家から借りた約300枚の田んぼは半径8キロ、20ほどの集落にまたがっているため、大型農機はトラックで運びます。構造改善された田んぼは3ヘクタールが基本ですが、小さいのもあります。

    田んぼの管理は。

     耕運機にレーザーレベラを取り付け耕し、100メートルにつき2~3センチの勾配を付けてならす傾斜水田が特徴で、水が速く全面に行き渡り、雨が降っても早く乾くので管理しやすくなります。そして、モグラ除(よ)けのあぜシートを挟んであぜ塗り機であぜを作ります。

     傾斜水田としっかりしたあぜの条件が整えば、田植え後の1回の除草剤だけで、雑草を抑えられます。それでも雑草が生えるとスポット的に除草剤を使います。

     田んぼを耕す深さは通常10センチ程度ですが、30センチの深耕を標準にしています。深く耕すことで保肥力と排水が良くなり、作物が根をしっかり張るからです。昭和50年代の構造改善事業で田んぼを広げ、ならしたので、土壌の条件が悪化していました。その改良のため100馬力の耕運機で深耕を始め、周りが黒毛和牛の繁殖地で畜産業が盛んだったので、堆肥を投入し、10年かけて土壌を改良しました。山に近い水田なので水はけが悪く、野菜は作りにくいのですが、深耕し、排水をよくすると、畑作にも使えるようになります。

    土づくりの基本は。

     秋に稲刈りを終えたらすぐ浅く耕し、土と稲わらを混ぜ合わせます。稲刈り直後の土はまだ温かく、微生物が活発に動いているので、稲わらの腐植が進み、排水が向上し、土中に空気が入るからです。かつては裏作に麦を栽培していましたが、今は一毛作にして稲刈り後は土作りの期間です。

     土作りには有機質の堆肥が重要で、地元の畜産農家からもらった堆肥に籾殻(もみがら)やオカラや米ぬかなどを混ぜ、バックホバーで4~5回切り返し発酵させています。良い堆肥は、みそやしょう油に似て甘酸っぱい香りがします。そんな発酵堆肥を田んぼに散布します。

    施肥の仕方は。

     基本的に田植え前に有機肥料をやり、不足気味だと田植え直後にペレット状の有機肥料を入れるので、普通の農家に比べると市販の肥料は3分の1くらいです。穂肥や実肥、いわゆる一発肥も使いません。

    苗にいもち病対策などの農薬は。

     農場では毎年、2万2000~2万3000枚のポット苗を自前で立てていますが、苗土にも農薬は使いません。昔の農家のように、もみをまく前に湯で温度消毒するだけです。

     防除の基本は地力や排水で作物の力を強めることで、作物が健全に育つとそれほど病虫害に悩まされることはありません。カメムシやハスモンヨトウなどには、一部酵素やミネラル系の阻害剤を使います。

    畑作との兼用は。

     水田には素晴らしい機能があります。水は田んぼにミネラルを補給し、雑草が生えるのを防ぎ、夏場に水温が上がると土壌消毒ができます。畑作を続けていると次第に地力が衰えてくるので、1年大豆やねぎを作ると、次の3~4年は水田にして地力を回復させます。

    白ねぎ畑では手作業で草取りをしていますが。

     畑作でも除草剤は極力使わないので、大豆は管理機による土寄せで、ねぎには手作業による草取りで手間をかけています。台湾に輸出できているのも農薬を使わないからです。手間にお金を払えるようにすることで地域の雇用が増えます。

    食品加工は。

     収益性を向上させ、通年の仕事を確保するためです。酒米は七つの酒蔵に納め、酒の小売免許も取得したので、野菜とのセット商品などに使っています。主に専門の加工業者に委託し、みそなども田中農場の材料を使い、添加物なしで製造してもらっています。

    集落営農や集団営農の多くが、高齢化や後継者不足に直面しています。

     地域の農地を守るという考え方から、消費者にアピールできる農産物の生産に転換していかないと、補助金なしには運営できなくなります。集落の維持より農地をどう使えば価値を生むか本気で考えるべきです。

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