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    「縄文道」を提唱する

    出会い創造研究所代表理事 加藤春一氏に聞く

     縄文文化の発掘、研究が進み、衣食住はじめ交易ルートや、祭祀(さいし)、世界観まで明らかになりつつある。そこから浮き彫りにされてきた「自然との一体感」「平和希求の思想」「母性的社会」「共同体的経済社会」など普遍の道を仮説設定し、世界に訴えて未来社会に生かしていこうと、加藤さんは「縄文道」を提唱する。どのようにして縄文文化の価値を再発見したのか、聞いてみた。
    (聞き手=増子耕一編集委員)

    平和共存の知恵を現代に
    縄文人の優れた造形感覚

    商社マンとして資源ビジネスに関わり、30年間世界五大陸を巡ってきて、どのようにして縄文文化に関心を持つようになったのですか。

    加藤春一氏

     かとう・はるいち 1944年、中国大連生まれ。瀬戸の陶祖加藤藤四郎景正の分家23代目。上智大学経済学部卒業。大手総合商社双日(元日商岩井)で資源ビジネスに従事。元東京エグゼクティブ・サーチ株式会社代表取締役社長、一般社団法人出会い創造研究所代表理事。著書「グローバル人財養成塾」「能力Qセルフ・プロデュース」他。日米協会、日本ペンクラブ所属。

     商社に入社した時、大阪で入社式があり「鉱石課」に配属されました。父に報告したら「非常に面白い」と言ってくれました。日本は高度成長期の真っただ中で、大手の新日鉄などは、経済産業省の鉄鋼局みたいなもので、主原料の鉄鉱石の調達は重要なポジションでした。

     オーストラリアから始まって、ブラジル、インド、ペルー、ベネズエラ、南アフリカ共和国からの鉄鉱石を取り扱っていました。勤務していた日商岩井は三井物産に次いで強く、鉄鋼会社の人々と鉄鉱山を巡っていました。

     オーストラリアのパースは兼高かおる女史が世界一美しい町と称しましたが、幸いにも2度駐在し、2000キロ離れたピルバラの鉄鉱山には100回以上出張しました。

     鉄鉱山を開発、鉱石を採掘し鉄道で港まで運び、その後大型タンカーで日本の鉄鋼会社の港まで輸送され高炉に入れられます。

     その後、製鋼、圧延工程を経て自動車、船、建設の鋼材などに使われますが、元を辿(たど)れば大地の土です。地質学や採鉱学、輸送、さらに鉄鋼の製造工程については、通訳の必要があったので、一生懸命学び、今でも体に染み込んでいます。

     先祖が陶芸家の家系であったことから、陶磁器には関心がありました。世界中を旅しながら、各地の博物館や美術館で陶磁器を鑑賞してきました。陶磁器は鉄鋼製品と同じ、土と火と水の結晶です。先祖が土に関わっていたことに思いを馳(は)せると、鉄鉱石に関わったことも天命のように思います。

    日本の陶磁器をどのように評価されますか。

     日本の陶磁器の総合的な力は極めて高く、かつ日本の陶芸文化の世界に与えた影響は極めて大きいと実感しております。特にヨーロッパに駐在して感じたのは日本のジャポニスムの影響の大きさで、ヨーロッパの全ての磁器は日本の伊万里から影響を受けています。現地の雑誌や新聞にも、英文でこの辺を紹介のために寄稿しました。

     1989年に日本に一時帰国した時、栃木県の益子を訪れて、人間国宝の島岡達三氏を訪ねました。氏は世界中からやって来た30人くらいの弟子に囲まれて、まさに世界的な陶芸家の風格でした。意見交換した後、氏の傑作「縄文象眼」の茶碗(ちゃわん)をもらいましたが、今でも家宝です。氏の大型皿は当時バブルで2000万~3000万円の値段が付いていましたから。

    縄文土器について勉強するようになるのはいつごろからですか。

     1980年代半ばに岡本太郎画伯の書籍を読んでからです。豪州から東京に出張した時に東京国立博物館を訪ね、岡本画伯が実際に感嘆した縄文火炎土器と対面しました。本当にすごい迫力で圧倒されました。そのダイナミズム、さらに装飾性と造形感覚がすごい。そしてなぜこの土器が長期間にわたって眠っていたのか、不思議さと神秘性を感じました。

    今、縄文道を提唱するのはタイムリーだと思います。縄文人の生き方の特徴から世界観まで分かるようになりつつあります。

     たまたま母校の上智大学の100周年記念の一環として紀尾井の森セミナーで「縄文土器の世界的影響」について講演したり、外交官の友人や経済界の知人等と話し合っているうちにひらめいたのが「縄文道」という言葉です。日本人が一つの道を究めるに相応(ふさわ)しい言葉は「道」です。「武士道」以前の時代ですが、「縄文道」という言葉があってもおかしくないというひらめきでした。

    縄文時代は殺戮(さつりく)、闘争は極めて少なく、平和共存していました。その知恵を現代に生かそうというのですね。

     そうです。殺傷率と表現しますが、関西のある国立大学の先生が調査した結果では、大陸の文明では殺傷率が12~13%、100人中12~13人は人骨に大きな傷跡がある。縄文人は1~1・2%で、10分の1以下だそうです。

     要するに長期にわたって平和な生活を築いてきた。土地は俺のものだとか、漁業権は俺のものだと言わなくても、自然に共生、共存し、自然のサイクルの中で争わないように知恵を持って生きてきました。結果として1万数千年も続いてきた。

     「縄文にハマる人々」という映画が近日中に上映される予定です。監督の山岡信貴氏は5年間で100カ所の縄文遺跡を訪れ、1000個以上の土器と土偶を見てきたそうです。住居、衣類、装飾品なども見てきた結論が、縄文人の優れた造形感覚と高い美意識だったそうで、小生も監督と全く同意見です。したがって「縄文道」を仮説設定するだけの価値があると確信したのです。

    講演では、フランスの文化人類学者レヴィ・ストロースについても触れていますね。

     古い未開の文明、原始的な文明が、現代人と構造的にも価値的にも変わっていないんだということを、構造主義という論理で言い表しました。3度来日しましたが縄文土器を見た時に縄文文化の本質を見抜いたのです。

    「縄文道」の提唱は、加藤さんならではの発想のように感じられます。

     ありがとうございます。あるときに母校の後輩の弁護士で小生と縄文土器との関係性をよく知る方に、この世の中に「縄文道」という言葉、商標が存在するかどうか調べてもらうように依頼しました。

     その結果、存在しないということで、彼女を通じて「縄文道」という商標登録を申請し6カ月かかりましたが、おかげさまで昨年12月5日に認可されました。

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