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祈る存在が象徴の本質

竹田恒泰氏

作家 竹田恒泰

 明治22年に旧皇室典範が発布されるが、この時に譲位を制度化すべきかどうか明治の元勲達がさんざん議論してきた。そして四つの理由で制度化すべきでないという結論になった。

 その四つとは、①天皇の位を退いた後、上皇として政治権力を振るう院政の弊害②天皇の意思に反して時の権力者が天皇を退位に追い込む可能性(崇徳天皇など)③天皇が政治的に絶妙なタイミングで譲位を発意することによって、政治に圧力をかける(江戸時代前期の後水尾天皇など)④伊藤博文が一番重視した、随意に退くのは天皇としてふさわしくない。


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