ワシントン・タイムズ・ジャパン

トランプ米政権の登場 リアリズム時代の外交力を

日露協調と日米同盟

 昨年12月は、日本外交にとって大きな節目となる出来事が相次いだ。一つ目はロシアのプーチン大統領が来日し、日露協調の進展が見られたことである。

 ロシアの立場に立てば、日本は彼らが対立する米国の同盟国であり、未(いま)だにEU(欧州連合)諸国の対ロシア経済制裁に加わったままの国である。おまけにわが外務官僚が領土返還という歴史的要素にこだわる姿勢を崩さないばかりか、日本の強靭(きょうじん)な経済力に飲み込まれてしまう危険性すらある。

 こうした事情下でありながら、たとえ北方領土の返還はならずとも、中国や北朝鮮の頭を押さえつける地政学的な位置を占める軍事大国であり、同時に、液化天然ガスをはじめとする資源大国たるロシアに将来的な協調関係を約束させた意義は大きい。


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