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日露首脳会談の結果 領土譲らず実益得るロシア

安保認識甘い経済協力

 60年前の1956年の日ソ共同宣言以来、冷戦時代の歴史が未(いま)だアジアにつきまとっている。

 安倍首相が15~16日に臨んだプーチン大統領との今年4回目の首脳会談は、日露間の膠着(こうちゃく)状態が続く中、互いの政権が安定している今こそ、長きにわたる北方領土問題に一定のけじめをつけるもくろみであった。

 結果、どんなに日本側が体裁を整え、経済協力面を推進しようともロシア側からは肝心の領土問題など存在しないとにべもない。安倍首相側が提言している「新しいアプローチ」にもどこ吹く風だ。

 冷戦後、欧州とは異なり、アジアの冷戦時代における地政学の地図は決して引き直されることはなかった。東西ドイツは統一されても北朝鮮と韓国は未だ分断されたままである。長引く北方領土交渉も歴史が生んだ負の遺産である。


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