ワシントン・タイムズ・ジャパン
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劉薇女史の脱人工透析 雑穀で腎臓病克服した快挙

試練のバイオリニスト

 これは一つの快挙ではないかと私は思っている。中国人バイオリニスト劉薇(リュウウェイ)女史が成し遂げたことで、様々(さまざま)な困難を乗り越え、遂に彼女は一つのハードルを乗り越えた。

 それは何かといえば、11月、一冊の本を出版したことである。『でも元気な私の食生活』(講談社刊)がそれで、実はその一冊には、彼女のバイオリニストとしての喜び、悲しみ、苦しみなどが積み込まれた一冊だからだ。

 劉薇は1963年、中国・蘭州の生まれ。西北部最大の工業都市で、一帯が黄土高原の砂漠地帯。風が吹くと空から黄砂が降ってくるという。劉薇はその黄土高原の町で、3歳の頃から父親にバイオリンを習わされたという。父親は自分が果たせなかった夢を娘に託した。

 ただ当時は文化大革命の最中。バイオリンの入手も叶(かな)わず、そこで父親は入手した古いバイオリンを、子供サイズにのこぎりで改造し娘に与えたという。


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